カテゴリー別アーカイブ: 勉強会

学術講習会

毎年南多摩獣医師会では、会員の先生方を対象に
外部の先生をお招きして、講習会を開催しています。

今年も11月と12月1の2回にわたり、講習会を
行いました。

1回目は最新の麻酔事情について

2回目は抗がん剤と最新の鎮痛剤について

犬猫も人間同様、寿命が延びています。

高齢あるいは持病を理由に今まで手術が出来なかった
犬猫も、鎮痛剤、鎮静剤、麻酔薬をうまく組み合わせれば
手術が出来る可能性があります。

詳しくは稲城市、多摩市、日野市の
(公社)東京都獣医師会南多摩支部
(南多摩獣医師会)所属の動物病院
にご相談ください。

 

 

 

日本医師会・日本獣医師会による連携シンポジウム

平成30年11月16日(金)、日本医師会館において
開催された日本医師会・日本獣医師会による連携
シンポジウムに参加してきました。

テーマは「家庭内ワンヘルスの取組み」ー人と動物に
おける薬剤耐性(AMR) の実態と課題ー

主な内容は医療の分野における薬剤耐性菌の実態、
獣医療における薬剤耐性菌の実態、人からペットへ、
あるいはペットから人への薬剤耐性菌の移動(感染)の
可能性、愛玩動物の薬剤耐性菌のモニタリングの
調査結果報告等でした。

現在世界中で、医療、獣医療、畜産業、環境の分野で
薬剤(抗生物質)の適正使用が求められています。

医師、獣医師が共通の認識を持ち、抗生物質を適正に
使用することで薬剤耐性菌を発生させない努力をする
ことが大切であると感じました。

関連サイト
One Health(ワンヘルス) とは(厚生労働省)
薬剤耐性(AMR)対策について(厚生労働省)
家畜に使用する抗菌性物質について(農林水産省)
薬剤耐性菌への対応(農林水産省 動物医薬品検査所)

詳しくは稲城市、多摩市、日野市の
(公社)東京都獣医師会南多摩支部
(南多摩獣医師会)所属の動物病院
にご相談ください。

薬剤耐性菌についての講習会

平成30年1月28日(日)、都市センターホテル
(千代田区)にて行われた東獣 ’17 イヤーズ
カンファレンスに参加

酪農学園大学の田村 豊先生による
「伴侶動物医療における薬剤耐性菌の
現状と対策」を聞いてきました。

ところで抗菌薬(抗生物質)と薬剤耐性に
ついてどこまでご存知でしょうか?

「薬剤耐性」知ってる?(Yahoo意識調査より)

抗菌薬(抗生物質)は、風邪やインフルエンザに
効果がないって知ってる?
(Yahoo意識調査より)

昨年12月、南多摩支部の勉強会においても
薬剤耐性菌について勉強会を行いましたが
同じテーマでも話をする講師が違えば、
視点も異なるもの

今回は

薬剤耐性菌の歴史

細菌が耐性を獲得する方法

伴侶動物(犬猫)の薬剤耐性菌の発生状況

院内感染対策、等々

また最近、マスコミ等で報道された
コリネバクテリウム・ウルセランス
感染症についての話もありました。

細菌にとって抗菌薬は恐ろしい薬。
その薬から身を守るには様々な方法が
あります。例えば抗菌薬を働かなくする
物資を作る、細菌の周りに城壁のような
バリアを作って抗菌薬が侵入できない
ようにする、抗菌薬が細菌の中に入って
来ても体外に排出するポンプを作る等々

ゲームで言えば、細菌が(さまざまな)
アイテムを手に入れるようなもの

アイテムを手に入れた細菌が耐性菌

耐性菌は本来、弱い菌であるがゆえに、
上記のように様々な方法で耐性を獲得します。

ただ、ある抗菌薬の対して耐性を獲得した
細菌(耐性菌)は、その抗菌薬の使用を止めると
時間はかかりますが、耐性菌の出現率は
下がります(例外はあります)。

抗菌薬(抗生物質)の適正使用の
大切さを再確認いたしました。

関連サイト
酪農学園大学動物薬教育研究センター
東京都獣医師会

詳しくは稲城市、多摩市、日野市の
(公社)東京都獣医師会南多摩支部
(南多摩獣医師会)所属の動物病院
にご相談ください。

 

 

学術講習会

獣医学の知識向上を目的として、毎年
勉強会を行っています。

今年は2回に渡り、薬に関連した勉強会を
行いました。

1回目は「薬剤耐性菌に関連した抗菌薬の使い方」
2回目は「眼科疾患と薬剤」

「One World – One Health 」という言葉を
ご存知でしょうか?

人、動物、環境を包括的に一つの世界と捉え、
健康を考える。2004年に野生生物保護協会が
提唱しました。

その一つに、薬剤耐性菌の問題があります。

普通、体内に侵入してきた菌(細菌)を
治療薬でやっつける場合、抗菌薬(抗生物質)と
いう薬を使います。

菌の種類によって、使用する抗菌薬も
異なります。

本来、効くはずの抗菌薬が効かない菌を
薬剤耐性菌と言います。

この薬剤耐性菌の問題が、医療、獣医療の
分野、環境の分野で問題になっています。

今回の勉強会では、犬猫の分野での薬剤耐性菌の
現状、薬剤耐性菌を作らせない抗菌薬の使い方、
抗菌薬の選択の仕方を勉強しました。

関連サイト
薬剤耐性(AMR)対策について(厚生労働省)
東獣 ’17 イヤーズカンファレンス(平成30年1月28日開催)(東京都獣医師会)
One World – One Health(日本獣医師会)

詳しくは稲城市、多摩市、日野市の
(公社)東京都獣医師会南多摩支部
(南多摩獣医師会)所属の動物病院
にご相談ください。

南多摩獣医師会学術講習会

南多摩獣医師会(東京都獣医師会南多摩支部)は
毎年、テーマを決めて講習会を開催しています。

今回はアレルギー

先日、2回にわたり、アレルギーの診断・治療に
ついて基礎から最新の知見まで学びました。

今回の講習会で得た情報・考えを、日々の
診療に活かして参ります。

 

医師会・獣医師会による連携シンポジウム

11月6日(金)、日本医師会館で開催
された日本医師会・日本獣医師会に
よる連携シンポジウムに参加して
来ました。

医療・獣医療という垣根を越えて
ヒトと動物の健康と環境の保全を
考える“One health”という理念のもと
今回のシンポジウムが開催されました。

テーマは越境性感染症の現状と課題

内容は中東呼吸器症候群(MERS)、
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、
エボラ出血熱(エボラウイルス病)に
ついてでした。

特にマダニが関係するウイルス性
疾患である重症熱性血小板減少
症候群(SFTS)については、犬猫
などの伴侶動物も関係すること
から大変
有意義な内容でした。

マダニ写真

吸血前(左)と吸血後(右)のマダニの写真

関連サイト
国立感染症研究所

 

勉強会

毎年、この時期に南多摩獣医師会では
外部から先生お招きして、勉強会を
行っています。

今年のテーマは皮膚病

脱毛、かゆみ、フケ、皮膚が赤い・・・
皮膚に見られる症状は様々

10月から12月にかけて3回、
基本的なことから最新の情報まで、
勉強してきました。

文責 浦崎